経営理念が必要な本当の理由

経営理念を創る大切さ

よく経営には、【理念】が必要だという話聞いたことありますか?理念とは、ミッションとも置き換えられますが、要は、経営者であるあなたが「経営」をしている理由です。お店が何故、そこにある必要があるのか?お店は、何を誰に提供するためにあるのか?お店の存在意義は何か?

  • お客様のため
  • 従業員のため
  • 経営者ご自身のため
  • 地域のため

以上4つの視点で思いつく限り書いて見てください。

ひたすら、思いつく限り、いくらでも、書いてみてください。 「書く」ということと、「なんでもいいのでアイデアを出す」ということは、とても、いい頭の体操になります。

でも、どうして出てこないかたは、思い出してください。あなたが、仕事を始めたころの想いを。

さらに、世の中の企業には、素晴らしい経営理念を持った、会社がいっぱいあります。あなたが好きな会社のホームページに行ったら必ずあります。企業理念、コーポレートメッセージ、ミッション…。

大企業の「理念」を参考に、あなたのお店の理念を考えてみてください。こんなことして、なんになるの??とおっしゃられるかた!集客を目的にしているのに、理念を何故作るのか?早く、ノウハウを教えてよ!!とおっしゃられるかた!”人は間違える生き物です、必ずしも正しくない”ということです。

人間は間違う。 オーナーだからといって、必ず正しいとは限りません。スタッフも、間違いを犯します。スタッフは、間違いを指摘され、改善できますが、トップは、なかなかそのような機会がありません。それでも、自分は正しい!と、思い込んでいませんか?

スタッフも、想います、「おまえができていないのに、俺にばっかり言うな」そうなんです、あなたの意見がスタッフに届かない原因は、それなんです。そこで、あらかじめ、何を目的に経営をしているか、スタッフ全員で共有し、その理念から、外れていれば、オーナーですら、スタッフに怒られる。それが理念。もっと分かり安く言うと、首相が、自分の意見ですべて日本の法律を決めていたら絶対嫌ですよね?

今の、日本は、何によって作られているかというと、それは日本国憲法です。日本という会社は、憲法という理念のもと、運営されています。それと、同じなんです。

あなたの経営に対して、理念(憲法)をしっかり決めて、さらに、全員で共有、共感することにより、以後のコミュニケーションのすべては、この、理念からずれているか、ずれていないかという基準で、行われる。ということが、経営の基礎の基礎なんです。ゆえに、販売促進・集客方法を考えるうえでも、必ず、理念と照らし合わせて、間違っていない必要があります。

  • お客様のため
  • 従業員のため
  • 経営者ご自身のため
  • 地域のため

いま一度、よく、経営理念というものを、考えてみてください。

経営理念を創る上で、参考になるキーワード

1.愛 2.いたわり 3.援助 4.思いやり 5.感謝 6.完全
7.希望 8.勤勉 9.謙虚 10.献身 11.健全 12.向上心
13.公平 14.最善 15.正直 16.純粋 17.従順 18.実践
19.信仰 20.親切 21.栄養 22.慎重 23.真剣 24.真理
25.信用 26.信頼 27.正義 28.成長 29.誠実 30.責任感
31.善良 32.尊敬 33.慎み 34.忠実 35.道徳 36.努力
37.忍耐 38.熱心 39.平安 40.平穏 41.平和 42.奉仕
43.誇り 44.真面目 45.約束 46.優しさ 47.安らぎ 48.勇気
49.喜び 50.礼儀正しさ 51.自己実現 その他・・・・

トヨタの企業理念

  1. 内外の法およびその精神を遵守し、オープンでフェアな企業活動を通じて、国際社会から信頼される企業市民をめざす
  2. 各国、各地域の文化、慣習を尊重し、地域に根ざした企業活動を通じて、経済・社会の発展に貢献する
  3. クリーンで安全な商品の提供を使命とし、あらゆる企業活動を通じて、住みよい地球と豊かな社会づくりに取り組む
  4. 様々な分野での最先端技術の研究と開発に努め、世界中のお客様のご要望にお応えする魅力あふれる商品・サービスを提供する
  5. 労使相互信頼・責任を基本に、個人の創造力とチームワークの強みを最大限に高める企業風土をつくる
  6. グローバルで革新的な経営により、社会との調和ある成長をめざす
  7. 開かれた取引関係を基本に、互いに研究と創造に努め、長期安定的な成長と共存共栄を実現する

松下電器産業の企業理念

綱領 産業人タルノ本分ニ徹シ 社会生活ノ改善ト向上ヲ図リ 世界文化ノ進展ニ 寄与センコトヲ期ス

松下電器の使命とは、生産・販売活動を通じて社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与すること――。

社会、経済、産業…、あらゆる面で大きな転換期にある今日、“社会の発展のお役に立つ”企業であり続けるために、 私どもは常に経営理念に立脚し、「創造と挑戦」の気概で新しい未来を切り拓いてまいります。

リクルートの企業理念

私たちは常に社会との調和を図りながら新しい情報価値の創造を通じて自由で活き活きした人間社会の実現を目指す

武田薬品工業の企業理念

当社の経営理念は、「優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する」です。

この記事を書いた人

富田英太